VISION

いつでもだれでも最善のリハビリテーションを受けられる社会へ

脳卒中は “突然” やってきます。患者さんの多くはまさかご自身が脳卒中を発症するなどと思っていないでしょうから、脳卒中やリハビリテーションについて事前に詳しく調べている方はほとんどいないでしょう。患者さんはパニックになっている中、リハビリテーションを開始します。セラピストが患者さんへリハビリテーション内容を説明し、同意を得ようとするとき、患者さんがよく仰るのは「先生にお任せします」ではないでしょうか?脳卒中を発症してから出会うセラピストの力量によって患者さんが受けるリハビリの内容、そして結果が決まります。もしかしたら、それは最善のリハビリではなく、患者さんにとっては望ましくない結果を導くかもしれません。BRAINはこの問題解決に向けて全力を尽くし、いつでもだれでも最善のリハビリテーションを受けられる社会の実現を目指します。

MISSION

その人にとって最善のリハビリテーションを選択できるようにする

最善のリハビリテーションとは「エビデンスレベルの高いリハビリテーションを受けること」ではありません。例えば、”大変だけど身体機能が最大限向上するリハビリテーションを受けたい”、という患者さんもいれば、”最低限の生活ができればいいのできついリハビリを受けたくない” という患者さんもいるでしょう。患者さんひとりひとりにとって、「最善のリハビリテーション」は異なります。様々なリハビリテーションの選択肢の中から、患者さんの価値観や好みに合わせてリハビリテーションを選択できるようになるためには、Evidece Based Practiceが一般的になる必要があると考えています。BRAINは脳卒中リハビリテーションにおけるEvidence Based Practiceの普及に全力で取り組みます。

Evidence Based Practiceの壁

Evidence Based Practiceが一般的になるためには、いくつもの難題をクリアする必要があります。その難題のひとつに、セラピストが有料の研究論文を入手できるか?という問題があります。“Best Available Evidence(利用可能な最善のエビデンス)” を入手するためには海外の論文も含めて網羅的に研究論文を入手する必要がありますが、海外の研究論文は全て無料で手に入るわけではありません。有料の研究論文の相場は$30〜$40です。状況にもよりますが、患者様ひとりのリハビリをするだけでも数十以上の論文を読む必要があります。そうすると有料論文の購入で$1,000以上も費用がかかることになり、セラピスト個人がこれを負担するのは困難です。すなわち、Evidence Based Practiceが一般的になるためにはセラピスト個人の努力ではどうにもできない大きな障壁があるのです。

エビデンスデータベース・ディシジョンエイドを作りたい

この問題点を解決するために、エビデンスデータベース・ディシジョンエイドを作りたいと考えています。いつでもだれでも使える、患者さんひとりひとりにとって最善のリハビリテーションを選ぶことを手伝ってくれるツールです。しかし、これを製作することにも費用がかかります。

BRAINでは、講習会事業を通してEvidence Based Practiceスキルの高いセラピストを育成し、事業を通して得た利益をデータベース・ディシジョンエイド製作費用に充て、”セラピストが有料の研究論文を入手できるか?” という難題を攻略していきます。

つまり、ご参加いただいた方の参加費は、講習会で知識・技術を学び個々人のレベルアップにつながるだけではなく、日本の脳卒中リハビリテーションにおけるEBP推進の役にも立てさせていただきます。

一緒に日本の脳卒中リハビリテーションのよりよい未来をつくりましょう!

監修・運営責任者

針谷 遼
認定理学療法士(脳卒中)