BRAIN ORIGINAL PROGRAM

TOT-S
Task-Oriented Training for Severe
重度の運動麻痺に、
もう一度ひかりを。

TOT-Sとは、脳卒中後の重度の運動麻痺に対するリハビリ手法として、
BRAINが独自に開発したプログラムです。
「自分の意思では、手や腕がほとんど動かせない」
——そんな段階からの一歩を、
BRAINが支えます。

FMA-UE 0〜19点が対象の目安
慢性期(発症後6ヶ月以降)
BRAIN独自プログラム
ふだんの言葉でいうと、こんな状態の方です

上の表の「FMA-UE 0〜19点」は、リハビリで使う評価点数です。ご自身が当てはまるか分かりにくいため、ふだんの言葉に言い換えると次のような状態が目安になります。

  • 手や指が、自分ではほとんど動かせない
  • 指が開かない、または自分では開けない
  • 物を握れない、握ったまま離せない
  • 腕は少し動くが、手先がまったく動かない
  • 発症から半年(6ヶ月)以上たっている
  • 病院や介護保険のリハビリが終わり、手のリハビリを続ける場所を探している

当てはまるか迷う場合も、初回の評価面談でお会いしたうえで個別に判断します。

TOT-Sとは

TOT-Sは「Task-Oriented Training for Severe」の略称で、重度の上肢麻痺の方に対する、BRAIN独自のリハビリの進め方です。

従来のリハビリでは、ある程度自分で動かせる方に向けたプログラムが中心でした。

一方で、自分の意思で手や腕を動かすことがほとんどできない最重症の方は、リハビリの対象としてアプローチが難しいという課題がありました。

TOT-Sは、こうした最重症の方を起点に「わずかな筋肉の動き」を引き出し、そこから少しずつ動きを広げていくことを目的としたプログラムです。

対象となる可能性がある方

以下に該当する方は、TOT-Sの適応について評価のうえご相談いただける可能性があります。

項目目安
麻痺の重さFMA-UE 0〜19点(自分で手や腕がほとんど動かせない〜わずかに動かせる程度)
発症からの期間慢性期(発症からおおむね6ヶ月以降)
疾患脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)による片麻痺
年齢原則18歳以上(上限なし、全身の状態に応じて個別に判断)

適応を慎重に判断するケース

以下に該当する場合は、安全のため適応を慎重に検討します。

  • 指示の理解が難しい高次脳機能障害がある場合
  • 関節が硬くなり、動かしにくくなっている場合
BRAINの判断!
上記はあくまで目安です。最終的にTOT-Sが合うかどうかは、初回の評価面談でお会いしたうえで個別に判断します。適応が難しいと判断された場合は、別のリハビリプログラムをご提案します。

評価に基づくプログラム設計

TOT-Sは、初回評価の結果にもとづいて、1セッション75分で実施します。

1セッションの時間配分は次のとおりです。

時間内容
前段15分バイタルサインの確認、当日の体調・前回からの変化のお聞き取り、その日の目標の確認
本体60分麻痺の状態に合わせた個別プログラム

実際のセッション内容は、麻痺の重さ・関節の硬さ・痙縮・体調などをふまえて、毎回の介入計画に落とし込みます。

評価上みられた変化と限界(BRAIN施設 7名)

BRAIN施設でTOT-Sを実施した重度上肢麻痺の方7名について、FMA-UEの変化を集計しました。

評価上の変化(要約)

項目値
対象重度上肢麻痺の方 7名
評価指標FMA-UE(上肢運動機能評価、0〜66点)
介入開始時の平均5.0点(範囲2〜8点)
1ヶ月後の平均10.3点(開始時から+5.3点)
4ヶ月後の平均20.4点(開始時から+15.4点)

7名の経過グラフ(FMA-UE 20点到達まで)

TOT-Sの対象は、FMA-UEがおおむね20点未満の方が中心になります。ここでは、7名の方がFMA-UEで20点に到達するまでの経過を示しています。

BRAIN施設 TOT-S 重度上肢麻痺7名のFMA-UE 20点到達までの推移

※ 各色は1名ずつの実測値です。20点に到達した時点で線が止まっているのは、その方がTOT-Sの対象範囲の目安(FMA-UE 20点未満)を超え、次の段階のリハビリへ移行したことを示しています。20点未到達のまま線が止まっている場合は、その時点でまだ評価期間に到達していないか、評価ができなかったことを示しています。

数値の読み方と限界

このデータの位置づけ
これはBRAIN施設で実際にリハビリを受けた方7名の記録であり、「TOT-Sだけによって変化した」と証明したものではありません。
時間の経過にともなう自然な回復や、ほかのリハビリ(BMI、rTMSなど)の影響を分けて考えることが難しいためです。
一般的な重度上肢麻痺の方の予後と比べると変化の幅は大きい傾向にありますが、すべての方に同じ変化を保証するものではありません。
また、症例数が7名と少なく、6ヶ月時点で評価できたのは5名です。今後、症例数を増やし、外部での発表にも取り組んでいきます。

事例

BRAIN施設でTOT-Sを実施させていただいた3名の事例をご紹介します。

いずれも、慢性期で重度の上肢麻痺がある方を対象に行った介入の様子です。

事例1:指の伸展変化

屈曲位で固まっていた患側の手指が、TOT-S介入後に伸ばせるようになった事例です。

事例2:手首の伸展変化

手関節を自分で反らすことが難しかった方が、TOT-S介入後に手首を反らした位置で保持できるようになった事例です。

事例3:肘の伸展変化

肘が曲がったままで腕を持ち上げることが難しかった方が、TOT-S介入後に肘を伸ばした状態で腕を持ち上げて保てるようになった事例です。

事例4:腕・手の全体変化

発症から2年間、麻痺した腕や手をまったく動かせなかった方が、3ヶ月後に椅子を押す、テーブルを拭く、親指を動かすことができるようになった事例です。

事例動画について
動画内の変化は、その方の特定の評価・課題場面において確認されたものであり、すべての方に同様の変化や結果を保証するものではありません。
掲載している事例は短期的な動作変化を視覚的にお伝えするためのものです。集計データはひとつ前のセクションをご覧ください。

ご利用前に知っておいていただきたいこと

  • ・リハビリの結果には個人差があり、改善を保証するものではありません。
  • ・運動に伴い、筋肉痛・疲労・関節の痛みなどが生じることがあります。リスクに配慮して内容を調整しますが、完全になくすことはできません。
  • ・その日の体調・血圧などにより、内容を変更または中止することがあります。
  • ・保険外(自費)のため、費用は全額自己負担です。公的保険は適用されません。
  • ・併用する経頭蓋磁気刺激(TMS)などの機器は、体内に金属や植込み型の医療機器がある方など、ご利用いただけない場合があります。事前の確認のうえで可否を判断します。
  • ・BRAINは医療機関ではないため、診断・投薬・手術などの医療行為は行いません。必要な場合は、かかりつけ医への受診をご案内します。

よくあるご質問

Q1. 発症から何年経っていても受けられますか?

TOT-Sは慢性期(発症後6ヶ月以降)の方を主な対象としています。発症から年数が経っている方も対象に含まれますが、最終的な適応は初回評価で個別に判断します。

Q2. 介護保険のリハビリや他施設のリハビリと併用できますか?

併用は可能です。安全のため、初回評価のときに併用中のリハビリ内容を共有していただきます。

Q3. どのくらいの頻度・期間で受ければよいですか?

頻度や期間は症状や生活背景によって個別に異なります。初回評価のあとに、目標と現実的なご利用ペースをすり合わせてご提案します。

Q4. TOT-Sを受けると必ずFMA-UEが上がりますか?

変化の程度には個人差があります。本ページのデータ(7名)は7名の方の評価上の変化を示したものであり、すべての方に同じ変化を保証するものではありません。

Q5. 体験リハビリでTOT-Sを試すことはできますか?

体験リハビリでは、まず麻痺の状態・関節の動き・痙縮などの評価を行います。そのうえでTOT-Sが合いそうか、別のプログラムが合いそうかをご相談します。

Q6. 訪問リハビリでもTOT-Sを受けることは可能ですか?

可能です。ただし、店舗の方がベッドや椅子をはじめとした物品が充実しているため、店舗でのご利用をお勧めしています。

料金とご予約

TOT-Sは、BRAINの店舗リハビリ(自費)プログラムの一つとしてご提供しています。

1セッション75分の料金や、週あたりのご利用ペース別のプラン詳細は、料金ページをご覧ください。

PRICE & PLAN
料金プランを見る
週1〜2回/週3〜4回/週5回以上の3つのご利用ペースから、
ご都合に合うプランをお選びいただけます。
1セッション 75分
→

体験リハビリ(初回0円)から、TOT-Sを含むプログラムの適応を評価のうえご相談いただけます。

実際の変化を見てみませんか?

BRAINでリハビリを受けた方の手や歩行の変化を、動画と実測データで公開しています。

変化事例を見る →
TOT-S プログラムの概要
対象となる方脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)による片麻痺で、手や指が自分ではほとんど動かせない方。目安はFMA-UE 0〜19点、発症からおおむね6ヶ月以降、原則18歳以上(上限なし)。
慎重に判断する方指示の理解が難しい高次脳機能障害がある場合、関節が硬くなり動かしにくくなっている場合。適応が難しいと判断したときは、別のプログラムをご提案します。
実施内容介助 → 自動介助 → 自動運動 と段階を上げていく課題の練習です。BRAINが独自に作ったプログラムで、初回の評価にもとづき個別に設計します。
1回の時間75分
ご利用ペース週1〜2回/週3〜4回/週5回以上の3つのプランから選べます。期間は初回の評価のうえ個別にご相談します。
組み合わせる主な手法修正型CI療法(mCIMT)、課題指向型訓練、促通反復療法、電気刺激(NMES・TENS・FES)、TMS(経頭蓋磁気刺激)、BMI(ブレイン・マシン・インターフェース)、ミラーセラピー。評価にもとづき、TOT-Sと組み合わせる場合があります。TMSとBMIは別途料金です。
料金(税込)週1〜2回プラン 19,000円/回 週3〜4回プラン 15,500円/回 週5回以上プラン 13,000円/回。TMSは1回につき11,000円、BMIは1回につき5,500円が別途かかります。
はじめての方体験リハビリ 初回0円。TOT-Sが合うかどうかを評価のうえご相談します。
場所BRAIN(〒157-0066 東京都世田谷区成城6-5-25 第一住野ビル407/電話 03-6256-8510)
訪問の可否東京23区内は訪問リハビリでも対応しています。移動費は一律4,400円(税込)です。
保険の扱い保険外(自費)のリハビリです。介護保険・医療保険のリハビリとの併用もできます。
医療機関との連携安全にリハビリを行うため、主治医の診療情報提供書や退院時サマリーなど、これまでの経過がわかる書類のご持参を推奨しています。ご用意が難しい場合はご相談ください。お預かりした書類で、病歴・服薬・運動時の注意点を確認したうえでリハビリ計画を立てます。必要に応じて、主治医へリハビリの実施状況をご報告しています。TMS(経頭蓋磁気刺激)は、提携医療機関の医師の指示のもとで実施しています。医療機関やケアマネジャーからのご紹介実績が多数あります。
BRAINは医療機関ではないため、診察・検査・投薬・診断は行いません。
FREE TRIAL
まずは体験リハビリ(初回0円)で、
TOT-Sが合うかをご相談ください
重度の上肢麻痺の方でも、初回の評価でTOT-Sの適応を一緒に確認します。
適応が難しいと判断した場合は、別のプログラムをご提案します。
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