2023年11月24日(金)、医療法人 横浜平成会 平成横浜病院様にて弊社代表の針谷が講演会をさせていただきました。

講演のテーマは『脳卒中リハビリテーションに活きるガイドライン活用法』で、日本の脳卒中リハビリテーションでよく使われる『脳卒中治療ガイドライン2021(改訂2023)』や『理学療法ガイドライン第2版』の活用方法をお伝えしました。

診療ガイドラインは、世界中のエビデンスを集約し、専門家のみならず当事者の方々からの意見を統合した上で公表される文書です。

ガイドラインに従ってリハビリテーションを実施することで患者様がよくなる可能性は高いのですが、世界中のエビデンスを集約しているため、抽象的な情報になっているのも事実です。

例えば、脳卒中患者さんの歩行リハビリテーションにおいては『頻回な歩行訓練が推奨される』という記載がありますが、頻回な歩行訓練とは具体的に1日あたり何回なのか、週あたり何回のことを指すのか記載されていません。

この情報がないと、セラピストは具体的なリハビリプログラムの立案に困るわけです。

この情報を補完するためにシステマティックレビュー研究やランダム化比較試験など、他の研究論文を読む必要があります。

今回の講演会ではこの点についてケーススタディを交えてお伝えしました。

平成横浜病院のみなさまに役立つ情報になれば幸いです。