BRAINのTMS+オンライン言語リハビリでは、世界的に有効性が報告されている経頭蓋磁気刺激(TMS)を、認定言語聴覚士によるオンライン言語リハビリと組み合わせて行うことで、より質の高い言語リハビリを提供します。
以下の手順でTMS+オンライン言語リハビリを行います。
- STEP1『目標の確認』
“どのようにお話をできるようになりたいのか?” というイメージを共有 - STEP2『アセスメント』
“現状はどれくらい発話・理解が可能なのか” “発話・理解ができない原因は何か?” を把握 - STEP3『リハビリ』
発話や理解を困難にさせている原因に合わせた “エビデンス・脳科学に基づく言語リハビリ” を実施
以下、詳しく説明します。
どのようにお話しをできるようになりたいですか?
どのようなシチュエーションで、どのような会話ができるようになりたいのかを聴取し、目標設定を行います。
- 家族の方に「○○をとってほしい」などの簡単なお願いをできるようになりたい
- ご友人の方と雑談を行えるようになりたい
- お仕事でスムーズに商談を行えるようになりたい
目標が明らかになることで、リハビリでどの言語能力を伸ばすべきか明確になり、効果的な言語リハビリを実施できるようになります。
あなたの発話・理解が困難になっている原因は?
なぜあなたの言葉が出にくいのか、なぜ言葉が理解しにくいのか、原因を分析します。
ここでは「言葉の出にくさ」を例に説明します。
言葉を出すためには、少なくとも以下の5ステップが必要です。
- 言いたい言葉のイメージが浮かぶ
- そのイメージに対応する「単語」を選ぶ
- その「単語」を構成する「音」を選び、順番どおりに並べる
- 「音」の情報を「運動」の情報に変換し、口の筋肉に指令を出す
- 指令どおりに口を動かす
5ステップのどの段階が苦手なのかによって、リハビリプログラムが変わります。
BRAINのセラピストは、あなたの発話や脳画像などから原因を分析した上であなたに合ったリハビリを提供します。
あなたに合った言語リハビリを提供します
脳卒中後の失語症に対するリハビリとしては
- コンピュータによる言語聴覚療法
- グループで行う言語聴覚療法
- 集中的言語聴覚療法
- 拘束誘発性失語症療法(Constraint-Induced Aphasia Therapy: CIAT)
- メロディックイントネーション療法
…などいくつかの方法で有効性が検証されていますが、腕や手、歩行のリハビリとは異なり有効性についてコンセンサスが得られている「方法」がありません。
これは患者様ひとりひとりの症状の違いや、言語ネットワークの複雑さに起因しています。
そのため、言語リハビリでは「ひとりひとりに合った」リハビリを展開する必要があります。
そこで私たちが参考にしているのが「脳科学」をはじめとした基礎研究のエビデンスです。
脳科学を理解しておくことによって、「○○の工夫をすれば言葉が出やすくなるのではないか」というアイデアが得られやすくなり、言語リハビリを効果的に行うことが可能になります。
BRAINのオンライン言語リハビリでは、高いレベルの専門知識を有する認定言語聴覚士(失語・高次脳機能障害領域)が担当します。
ご利用者様「ひとりひとりに合った」言語リハビリを提供できる体制を整えております。
TMS+オンライン言語リハビリ
TMS+オンライン言語リハビリは、世田谷店舗で行います。
言語リハビリの前にTMSを行うことによって、失語症の改善度合いをより大きくすることができることが、世界中の研究で実証されています(詳しくはこちらの記事をご覧ください)。
料金プラン
※1回あたりのリハビリ時間は30分になります。
※初回は検査を行うため、別途検査費用がかかります。