EBPアドバンス・脳卒中言語聴覚コースとは?
エビデンスに基づいて脳卒中後の嚥下障害、構音障害、失語症など主に言語聴覚士さんが担当するリハビリテーションを行えるようになるためのオンライン学習プログラムです。Evidence Based Practiceのステップ4・5に必要な知識とスキルを学びます。
第4期(2022年10月〜2023年3月)の開講予定はありません
EBPアドバンス・脳卒中言語聴覚コース3つのポイント
Evidence Based Practiceのステップ4・5に必要な知識・スキルを身につける
『EBP教育に必要なコア・コンピテンシー』に基づき、ステップ4(得られた情報の患者への適用の検討)、ステップ5(適用結果の評価)に必要な知識・スキルを体系的・網羅的に身につけます。
世界基準の評価を学ぶ
リハビリテーションを進める上では海外の論文からリハビリのエビデンスが役に立ちます。ただ、海外で一般的に使用されている検査を理解していなければ、リハビリの効果を判断・予測することができません。例えば、嚥下障害においてはPenetration-Aspiration Scale、Functional Oral Intake Scaleといった世界で標準的に使われている検査を詳しく学びます。
海外のリハビリテーションのエビデンスを学ぶ
脳卒中言語聴覚コースでは、国内のエビデンスだけでなく海外のエビデンスを学びます。もちろん、日本で出版されている参考書や文献からも有益な情報は得られますが、世界ではどのようなリハビリが行われているのか?そして国内で行われているリハビリは世界的に有効とされているのか?といった情報を得るためには世界のエビデンスを把握する必要があります。各分野のエビデンスについて講師陣が情報収集を行い、フラットな情報をお伝えします。
第3期 カリキュラム
コース期間 | 開講曜日 | 開講時間 |
2022年4月8日〜 2022年9月23日 | 毎週金曜日 | 19:30〜21:00(※) |
月 | 日 | プログラム | 動画 | WS |
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4 | 8 | Evidence Based Practiceが世界的に広まっている理由とEBPの4つの要素 | ○ | |
15 | 目標設定とShared Decision Making Part.1【SDMの全体像とエビデンスに基づく目標設定】 | ○ | ||
22 | 臨床推論 Part.1【臨床推論のモデル 〜まずは “型” を押さえる〜】 | ○ | ||
29 | 臨床推論 Part.2【臨床推論におけるセラピストのバイアス 〜正確な評価をするための知識とスキル〜】 | ○ | ||
5 | 6 | 目標設定とShared Decision Making Part.2【対象者へリハビリの選択肢を提示する】 | ○ | |
13 | 目標設定とShared Decision Making Part.3【対象者の意思決定を支援するための知識とスキル】 | ○ | ||
20 | WORKSHOP 目標設定とShared Decision Making【グループでSDMをやってみよう】 | ○ | ||
27 | 脳卒中後の嚥下障害に対する評価指標 | ○ | ||
6 | 3 | 脳卒中後の失語症、構音障害に対する評価指標 | ○ | |
10 | 脳卒中後の記憶障害、注意障害、認知機能低下に対する評価指標 | ○ | ||
17 | ケーススタディ①【脳卒中症例に対する評価指標の選定】 | ○ | ||
24 | 脳卒中後の嚥下障害、失語症、構音障害の一般的な経過と嚥下障害の予後予測モデル | ○ | ||
7 | 1 | お休み | ||
8 | EBPのStep.4におけるエビデンスの “適用” とは 〜エビデンスに基づくオーダーメイド・リハビリを提供する〜 | ○ | ||
15 | 脳卒中後の嚥下障害に対するリハビリのエビデンス | ○ | ||
22 | 脳卒中後の失語症、構音障害に対するリハビリのエビデンス | ○ | ||
29 | 脳卒中後の注意障害・記憶障害・認知機能低下に対するリハビリのエビデンス | ○ | ||
8 | 5 | ケーススタディ②【エビデンスに基づくリハビリプログラムの選定】 | ○ | |
12 | ケーススタディ③【エビデンスの “不確実性” を考慮したリハビリプログラムの選定】 | ○ | ||
19 | ケーススタディ④【脳卒中症例に対するSDMを通したプログラムの決定】 | ○ | ||
26 | ケーススタディ⑤【脳卒中後の嚥下障害症例に対する治療プログラムの立案とSDM】 | ○ | ||
9 | 2 | ケーススタディ⑥【脳卒中後の失語症症例に対する治療プログラムの立案とSDM】 | ○ | |
9 | ケーススタディ⑦【脳卒中後の記憶障害症例に対する治療プログラムの立案とSDM】 | ○ | ||
16 | ケーススタディ⑧【脳卒中後の構音障害症例に対する治療プログラムの立案とSDM】 | ○ | ||
23 | EBPのステップ5 〜臨床実践プロセスを振り返る〜・総括 | ○ |
※動画に○がついている回は19:30に動画配信、WSに○がついている回は19:30からZOOMでワークショップを行います。
講師
針谷 遼
BRAIN代表
理学療法士
認定理学療法士(脳卒中)
池田舞子
言語聴覚士
学術修士
介護食コーディネーター
埼玉医科大学国際医療センターで急性期の脳卒中リハビリを経験。その後、一般企業の自費リハビリプロジェクトに参画しEvidence based Practiceを取り入れたリハビリサービスを展開。現在は回復期病院に勤務し、臨床業務に従事。
森麻美子
言語聴覚士
認定言語聴覚士
(失語高次脳機能障害領域)
回復期中心のケアミックス病院で亜急性期〜生活期までのリハビリテーションを経験。日本高次脳機能学会学術総会、日本言語聴覚学会にて学術経験を積み、認定言語聴覚士取得。現在は横浜南共済病院にて急性期のリハビリテーションに従事。
月額費用
¥8,800
※月額費用・税込価格です。ご参加いただくにあたり6ヶ月分の参加費用が必要です。
※お支払いはクレジットカード(6ヶ月分一括もしくは毎月分割)か銀行振り込み(6ヶ月分一括)をお選びいただけます。
注意事項
- EBPアドバンス・脳卒中言語聴覚コースはEBPベーシックコースや脳卒中リハビリテーションコースで学ぶ基本的な知識を前提に進みます。EBPや脳卒中後遺症について基本的な知識があれば問題ございませんが、自信がない場合はまずEBPベーシックコースや脳卒中リハビリテーションコースにご参加いただくことをお勧めします。
- EBPベーシックコースや脳卒中リハビリテーションコースと、アドバンスコースの併用受講も可能です。
よくあるご質問
- Qアドバンスコースへの参加を検討しているのですが、受講の目安はありますか?
- A
あくまでも目安としてですが、下記の知識・スキルをお持ちであればアドバンスコースの内容をご理解いただけるかと思います。
● EBPの5ステップを知っている
● 臨床疑問やPICO/PECOを理解できている
● ランダム化比較試験やシステマティックレビュー、横断研究などの研究デザインを理解できている
● 批判的吟味を行える
● 脳卒中後遺症の病態や、症状に合わせたリハビリ戦略について基本的なところを理解できている
(例えば、嚥下障害がどういうものか、失語症に対する基本的なリハビリ戦略は何かを理解し、それぞれの大まかな手順も知っているなど)これらの知識・スキルはEBPベーシックコースや脳卒中リハビリテーションコースで習得いただけるものです。EBPや脳卒中リハの基本的なところを念のために押さえておきたいということであれば、EBPベーシックコースや脳卒中リハビリテーションコースを最初にご受講いただくことをお勧めします。上記の知識・スキルをすでにお持ちであるということであれば、EBPベーシックコースや脳卒中リハビリテーションコースをご受講いただく必要はありません。直接アドバンスコースへお申し込みくださいませ。
- Qコース卒業後のアフターフォローはありますか?
- A
コース卒業後、希望される方はFacebookグループ【脳卒中リハビリ研究所】へ参加いただき、定期的な勉強会にご参加いただけます。また、月額880円(税込)の追加費用をお支払いいただくことで第4期(2022年9月〜2023年3月)の動画をご視聴いただくことが可能です。
エントリーから受講の流れ
STEP 1
下記の【エントリーする】ボタンをクリックし、リンク先のコース参加お申し込みフォームへ必要事項を入力し、お申し込みください。
STEP 2
2営業日以内に、ご入力いただいたメールアドレス宛に担当からお支払い方法のご案内をさせていただきます。お支払い方法は、銀行振込・クレジットカードのいずれかをご利用いただけます。
STEP 3
お支払いが確認されましたら、受講決定となります。担当から受講決定メールをお送りします。